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完璧主義者な性格と向き合うために「ジャーナル」を使い始めてみた

2025-10-27 00:00

初めて技術以外のことを投稿してみようと思う。

というのも、ここ最近は技術研鑽のモチベーション以前に、メンタルの調子が良くなかった。

何のモチベーションも湧かなかったので、まずはこの問題に向き合おうと思った。

そこで使い始めたのが「ジャーナル」というアプリである。

ジャーナルとは?

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Apple純正のアプリで、iPhone/iPad のみ利用可能なアプリである。

使い方はシンプルで、要は「自分専用のX(Twitter)」みたいなもの。

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本当に始めてすぐのタイミングでこのブログを書き始めているので、投稿数は全然少ない。

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自由に入力して自由に投稿してOK。 もちろん、これらの投稿は誰にも見られることない。 完全なプライベート空間でひたすらTwitterをやる、そんなイメージ。

なぜジャーナルを使い始めたのか?

以前から、「ジャーナリング」というメンタルヘルスの手法については聞いたことがあった。

思い浮かんだ考えや感情をありのまま書き出す、という行為が思考整理やストレス軽減、自己理解につながるというもの。

しかしこれまでジャーナリングをやっていなかったことには理由がある。

それは、自分が完璧主義者であることだ。

「3行日記」時代

過去、ジャーナリングに近いものとして「3行日記」を毎日寝る前に書いていた時期がある。

はじめは順調に書き続けることができていたが、1日書き漏れてしまう日が出てきた。

それを翌日にまとめて書いて毎日継続のような状態を続けていたが、その感覚が段々2日、3日、1週間…と空いてからは書かなくなってしまった。

完璧主義者であるがゆえに、「毎日寝る前に書くぞ!」という自分との約束を守れなくなってから「毎日継続できなくなったからやる気出ないなー」といった思考になってしまった。

これだけじゃなく、「毎日書く」と決めたことによって、「特に書くこともないけどとりあえず何か書かないといけない」という思考になり、割と似たようなことを書く日が連続することもあった。

段々と3行日記に意味を見出せなくなってしまい、止めてしまった。

ジャーナリングを始めるキッカケ

本記事の冒頭にも書いた通り、ここ最近メンタルの調子が良くなかった。

目の前の物事を基本的にネガティブに捉えてしまうことがかなり多くなっていた。

プライベート

プライベートでは、やはり家庭問題。

あまり家庭事情を赤裸々に語るのは良くないということで詳細は書かないが、自由に行動できないことが増えていた。

その結果モヤモヤが溜まってしまったり、「あー、自分はもう一生何も自由に行動ができないんだ」と悲観的な結論に至っていた。

仕事

仕事では、周囲の目を気にしてしまう問題。

ここ最近、思うような進捗が出せない日々が続いていた。

なんとか巻き返して間に合わせようと躍起になり、前のめりに開発を進めてみたが、結果的に納期に間に合わなかった。

間に合わなかったことは悔しかったが、もっと悔しかったことは遅れそうなことがわかった時点で他のメンバーにも協力要請があがってしまったことである。

「あー、一生懸命巻き返そうと頑張ったが自分の力不足か」「自分だけじゃ間に合わないと思われてしまったのか」と、挫折感のようなものを味わった。

これだけじゃなく、同僚と自分の比較することによる問題もある。

自分が用意した設計書をレビューしてもらったときにたくさんの指摘事項が出たら、「まったく自分が考え抜くことができていないな」「なぜ自分は気付けないんだろう」「全然ダメダメだな」というのが頭の中にたくさん浮かぶ。

結果、まったく自分の能力に自信が持てず、自己肯定感は下がり、むしろ自己否定的な考えが多く頭の中に浮かぶことが増えた。

ネガティブ思考になった弊害

これらのことが自分一人で完結するならまだ良かったかもしれない。

このネガティブ思考は周囲を良い方向には決して導かない。

主に仕事の部分だが、同僚と話していても自分の口から出る発言が基本的にネガティブになっている。

「自分の能力が足りてなくて…」「全然ダメで…」のような発言は以前に比べて増えた気がする。

前向きな発言は出ないといってもいいぐらいだ。

仕事に対する前向きな会話・議論や、なんでもない他愛もない話、下ネタ等々のほうがよっぽど明るくワイワイ話せる。

しかしどうしてもこういう話をする事によってしんみりとした状態になったり、相手に気を遣わせて慰めてもらうといった状況になる。

これが更なる悪循環を生み、「あー、また気を遣わせてしまった」「自分の悩みを話して相手の時間を奪ってしまった申し訳ない」という自己否定につながる。

このネガティブ思考によって自分はどんどんと悪い方向に進んでいた。

カウンセリングサービスを利用

このままでは良くないと思い、会社の福利厚生で「カウンセリングサービスを利用できる」というものがあったので、それを使ってみた。

カウンセラーの方に、これまでに書いた内容について話した。

その時に「ジャーナリングとかってやったことはありますか?」みたいな会話になり、そこで色々とジャーナリングについての紹介をしてもらった。

カウンセラーの方自身も実践しているようで、メモアプリとかに思いついたタイミングで乱雑に書き込んでいるようだった。

「過去自分も3行日記をやっていた時期があったんですが、続かなくて…」の話もしたが、「では、毎日続けるとかそういう目標設定はせず、ゆるく始めてみるのはどうでしょう?思いついたときに書く、量も頻度も問わない。むしろ、完璧を求めずにテキトーにやることを目標として設定してみてはどうでしょうか」という提案をしてもらい、確かにそれならやれそうだなーということで、ジャーナリングを始めてみることを決めた。

思いついたときに紙とペンがあるとは限らないのでアプリでジャーナリングが出来るものを探してみたところ、今回紹介した「ジャーナル」が一番最初にヒットした。

Appleが出してる純正アプリなら大丈夫だろうという信頼で、特に比較せずに始めてみた。

どう変わったか

まだ始めて間もないが、思いついたタイミングでバーっとフォーマットも気にせず書き込むのはスッキリする。

イライラする、悔しいといったことを感じたときも書き込んだり、良かったことも書き込んだり、なんでもない日常のことを書き込むこともある。

別にこれらは見返すことはないのだが、「ひたすら文字起こしする」という行為がスッキリする。

書き込んでいるときにも、頭の中では書き込んでいる内容に対して更に深堀りをしていて、その深堀りした結果を書き込んでいるときに更に深堀り…というように、「なぜ自分はイライラしているのか?」「どうやればこのイライラを解消できるか?」と、単にネガティブに着地するだけではなくて問題と向き合える時間ができたように思える。

始めたてでそれなりの効果が実感できているので、ゆるーく継続するだけでも今後も十分な効果が見込めそう。

自分ルール

改めて、自分ルールを列挙してみようと思う。

  1. 毎日投稿にこだわらない
  2. 文字数は気にしない
  3. フォーマットは気にしない

要は、「テキトーにゆるく」。

このペースで継続していたら、自分の完璧主義者な性格も改善できそうな気もしてきた。

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